コロンバスのメルマガ 28号
2016年1月8日金曜日
[ 伊東屋と私 ]
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こんにちは。緒方です。
今年はより多くの皆様とご一緒させていただこう、
ご一緒させていただきたい、という気持ちを込めて
お年賀メールを皆様に送らせていただきました。
※webにも掲載してます。
サルウィダンスお年賀メッセージ2016。
http://www.clmbs.jp/blog/2016/01/01/000114.php
今年はメルマガだけでなく、より多くのご提案や
情報提供ができるように努めて参ります。
本年もよろしくお願いします。
さて!2016年1本目のメルマガです。
お手すきのときにお目通しくださいませ。
昨年リニューアルした銀座伊東屋に行ったのですが、
訪問前のウキウキな私と、
訪問後のがっかりな私と、
「伊東屋と私」を眺めた私
を伝えます。
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■ウキウキな私と、がっかりな私
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銀座伊東屋は久しく行っていませんでしたが、
用事がありまして、買い物に出かけました。
伊東屋でペンとノートを探そうと思いまして、
買ってうれしい良いボールペンは、、中二階にあったよな。
ノートは、、5階くらいだったかな。4階かな。
自分が探しているイイものがあるかなぁ。
と想像しながら、お買い物を楽しむ前のちょっとした
ウキウキ感を持って銀座に行きました。
伊東屋には何でもある。
伊東屋にはちょっと変わった海外製品もある。
指名買いとは違う楽しい買い物ができる
しかし・・・・
リニューアル後の銀座伊東屋は私のそんな
お猿さん気分のウキウキ感を見事に消してくれました。
リニューアル後の銀座伊東屋はこんな感じです。
▼銀座伊東屋 店舗案内ページ
http://www.ito-ya.co.jp/ginza/#guide
そして、私の感じた事。
ん、なんだか1Fにカフェがある?なぜ?
2Fに来たけど、ちょっと商品が少ないかな。
3Fペンが売っているが、、、ん。商品が少ない。
いくつか良さそうなものもあるけどそれほど多くない。
ノートは、あまり売っていない?
※気づかなかったかもしれません。
あれー、なんだか、面白くない。
その他、K.Itoyaにも周りましたが、結果、、、
今までの楽しい文房具のお買い物ができなくなった
と思いました。
以前の文房具やさんの伊東屋とはまったく異なる
おしゃれなステーショナリーショップ
になっていました。
商品数は少なく、伊東屋オリジナル商品が多く、
商品を選ぶのではなく、なんだか文具の美術館のような
イメージです。
私のウキウキ感は打ちのめされて、
残念感・がっかり感
が満載の私になっていました。
そして、そのあとマロニエゲートの東急ハンズで
ペンを買って帰りました。
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■ネット時代の生き残り方は
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残念だ。とても残念。
でも、ここまで店舗が変わったら、同じように
残念な気持ちで購入できずに帰る人は
多いのではないか?
とやっぱりネットで調べてみました。
すると、これらの店舗設計は意図したもの(当たり前ですが)
だそうです。
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▼カンブリア宮殿で15年7月に伊東屋伊藤社長が出演されてました
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2015/0702/
(テレビ東京)
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Webページにも書いてありますが、
・ネット通販の登場は、文房具店の数を激減させた
・「ライバルはIT」
・狙うのが、客が文房具と出会える店。
・新本店をどんな店にするか考えるに当たり、
百貨店のように大勢の人をターゲットにした
店作りは止めたという。
・旧本店に比べて品数を大幅に絞った
とのこと。
そう。ネット通販によって、小売り店舗がとても苦しい経営
状況になっています。
伊東屋は従業員数578名で83億円の売上(2014年7月)。
決して大きくありません。
銀座伊東屋は
今後のネット時代に、どこでも買える商品を
日本の一等地銀座で実店舗で販売する
という現実と対面し、実行しているわけです。
そして、今後も見据えての、銀座伊東屋のリニューアルだった
わけです。
そんな状況があるんだよな、確かに。
伊東屋に訪問したことで、いろいろといろいろと、考え、
感じました。
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■伊東屋は伊東屋、私は私。
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今回、私の頭の中に起きていたことは、
自分の主観で伊東屋を見て、伊東屋に期待をし、
勝手に伊東屋に落胆した。
ということ。
でも実際のところ、事実としては、
伊東屋がリニューアルした。
私がリニューアルしたお店に訪問した。
商品は買わなかった。
というだけのこと。
伊東屋は今後も見据えて変化とチャレンジに挑戦した。
私は、そこでは商品は買わなかった。
それだけのこと。
そう。私が思っていたことと異なる現実が生じたわけですが、
このようなことは日々起きます。
期待していた仕事がなくなった
長い付き合いのお客さんが離れてしまった
思いもよらないトラブルが発生した
自分の手が届かない、どうしようもない事態が生じた
そのときに、自分の視点だけで、
あれだけ期待していたのに。。。ひどい。
お客さんにこれだけ尽くしているのに。もうだめだ。
こんなトラブル誰が起こしたんだよ。
私の責任じゃないよ。あいつのせいだよ。
など、感情が揺さぶられ、他責の念に駆られ、
適切な判断ができなくなる。
これは本当に良くない。ダメ社会人。ダメビジネスマンです。
身をもって、伊東屋の変化から、自分の感情が
揺さぶられすぎたことを反省します。
それほど、私は伊東屋の文具を選んで購入することが
楽しかったのだけど。
だったら。
未来を見据えて伊東屋さんが変化をするならば。
私も伊東屋さんとの付き合い方を変えてみようじゃないか。と。
はい。伊東屋さん、伊藤社長が目指す「文房具との出会い」を
経験してみようと思います。
ほんとの文具好きの伊東屋さんの提案を体験してみようと
思います。
—-【宣言】—-
私、3月までに
銀座伊東屋に行ってお店の人と相談して
商品を購入する
ということをやります。
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主観の自分はたいてい勝手でわがままな奴です。
そんな自分は脇に置いておいて、
事実をしっかりとらえて、
そして明るい未来を私も創っていこうぞと思います。
未来を創るのは、自らの行動から。
日々の仕事でも、同じですね。
銀座伊東屋さんでの上質な文房具購入体験、
またレポートしますね。
次回メルマガもどうぞよろしくお願いします。
(次号は、1月21日木曜日を予定してます。)